新市場移転問題について思うこと

東京市場の豊洲移転問題、大きな話題になっておりますね。
色々な情報が飛び交っているので、真相が分からないのですが、私は「あれって単なる設計ミスでは無いのかな?」、と思うのですがどうでしょう?

ここからは、いつものように私の主観で書き綴りますので、不快に思う方は読み飛ばして忘れて下さい。

「誰が承認したのか?」が重要な様に取りざたされていますが、考えてみれば建設・建築や土壌対策の専門家でもない「先生」方に安全であるという判断が出来る訳が無いですよね?となると、設計や土壌対策のプロフェッショナルに一任せざるを得ないですよね。
でもって当時としてはその道のプロの方々(請負企業なのか都が雇った人材なのか)が「これなら大丈夫」と判断し、権限を持った「先生」達に説明して承認を請け、施工を行ったのでしょうね。

で、結果は

「汚染水が出て来て溜まっちゃったよ~、あれ~?、こんなはずじゃ無かったのにな~」


これって、設計段階で想定出来なかっただけのただの設計ミスですよね?(違うのかな~?)

ま~多額のお金(施工請負代金)をもらっているので、設計請負企業さんもしくは、都で雇った設計士の責任者は簡単には認めないでしょうけど。

でも、人間がやる事なのでミスは有りますよ。

我々の様な加工会社や製造会社は、失敗したら作り直し、もしくは修正・修理を無償で行います。

当然です。


そんな失敗リスクも含めた代金を、お客さんに見積して請求をしています。

その様な事は当たり前です。


勿論、責任の所在を明らかにする事は、これからの色々な事業を進めるにあたり必要な事と思います。オリンピックもありますしね。
でも、犯人探しの間も移転が頓挫状態になっていることで、新市場の維持費として一日700万円も無駄になっているんですよ。
我々の税金が垂れ流されているんです・・・。(お金は動いているのでどこかがもうかっている可能性もあるんすがね)
ここは、まず請負企業さんが技術の粋を集結して、現状から出来る汚染水防止策を施工し、新市場を1日でも早く稼働させるとを優先すべきだと私は思うんです。
で、責任の所在が明らかになった時点で企業側では無かった場合は、そこに費用請求すれば良いし、万が一請負企業さんの責任だった場合でも、汚染水対策の技術力が評価され、かつ設計ミスを修正補修するという責任ある対処として信頼感アップとなると思いますよ。
このまま、なにもせずにもし請負会社さんの責任が判明した場合、ただ世間から信用を無くし、違約金を取られるだけじゃないんですかね。マイナスしか有りませんよね。

さあ、ここは日本の技術力・対応力の腕の見せ所、世界が注目していることを肝に銘じて下さいね。

2016年10月25日