バランスが大事だと思うのです
久しぶりのブログ更新です。
今年に入ってもう半年。色々ありましたね。
新型コロナの感染拡大による度重なる「蔓延防止等重点措置」の発令、北京冬季オリンピック、ロシアのウクライナ侵攻、物価高騰、等々。
個人的には新工場の運営に奔走し、ブログをさぼるほどバタバタしておりました。やっと最近落ち着いて来た感じです。
新型コロナに関しては依然1日数千人単位で新規感染者が確認されておりますが、重症者は少ないので国も経済優先に舵をとっている様ですね。
今後免疫細胞への攻撃性が強い変異株が出て来ない事を願うばかりです。
さて、我々のものづくりの業界では今「半導体不足」「資材の高騰」による悪影響が出ております。半導体不足による製品の生産量低下により需要と供給のバランスが取れていない状況です。
特に日常生活に必要な製品であるトイレ(半導体を使うウォシュレット機能付きのものが主流になっていますから)や給湯器が品薄状態で取り合いになっており、「新築住宅の引渡しが出来ない」なんて話も聞いております。確かにトイレもお風呂も使えない状態では引渡せないですよね(ToT)
不足の原因として、新型コロナの影響による在宅ワークの増加によるノートパソコンの急激な需要拡大やIoT(Internet of Thingsの略 インターネットを色々なモノにつなげて操作・管理しちゃおう!ってヤツ)の普及による需要増らしいですね。
資材の高騰の方の原因はオリンピックに向けて建設した施設含めた首都圏再開発による需要増と世界的なウッドショック(温暖化・米中大国の需要増・コンテナ不足による流通難等の影響による木材不足)による様ですね。
とにかく部品や資材が入ってこなければ製品や工事が出来ないので工場も現場も停止してしまうのですよ。当然会社の収益が無ければ賃金は払えないし、従事する労働者も仕事が無くなり収入が得られなくなります。
製品がいつ入荷するか分からなかったり、いつ工事がいつ完了するか分からなければ売ることも出来無いのでセールス部門の仕事も無くなってしまいますしね。
いや~、困ったものです。
そこで私は何となく「オイルショック時のトイレットペーパー不足や新型コロナ流行当初のマスク不足と同じ感じなのかな~」と思うのですが如何でしょうか?
だって、単純に考えれば需要する側が「これは今入手しずらいから高く買うよ」と言ったら供給は側は「あそこより高く買ってくれるんだったら君には沢山譲ってあげるよ」となります。すると別の需要者は「おいおい、それが無いと困るよ~。あそこより高く買うからこっちに譲ってよ~」となりますよね。
トイレットペーパーやマスク等の小さい規模のマーケットにおいても買占めて高額転売をする輩がいる事を考えれば、その規模は全然大きい世界市場である半導体や資材となれば「相場操縦」を考える企業や資本家や国が出てくるのは必然ですよね。ただ市場が大きいだけに不当に利益を得ようとする動きをすればすぐに(独占禁止法とかで)叩かれるので資本力が大きい企業や資本家は水面下でゴニョゴニョと色々やるわけです。
そのお陰で振り回され、被害を被るのは一生懸命働いているその他大勢の一般市民の皆さんなんですよね。色んな物の価格は上がるし、仕事が止まってしまって収入は減るしで・・・。
でも消費するのもその大半が一般市民で、そもそも商品が売れなければ企業の存続出来ないので「相場操縦」の必要も無くなる分けです。今は少し需要と供給のバランスが崩れてるだけなので、慌てず騒がず待っていれば自然と元に戻りますよきっと。
<戦争というのも結局その国の権力者に振り回されて、被害を被るのはそこで一生懸命生きているその他大勢の一般市民の皆さんなんですよね。>
一日も早くバランスの取れた平和な日常が訪れますように(祈願)