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代表 草刈のブログです。

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2024年、新年のご挨拶と抱負

本年も変わらぬご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

 元旦に発生しました能登半島を震源とする大きな震災により、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
そして、一日も早い復旧・復興を願っております。

 波乱の幕開けとなりました2024年の抱負を一つ

 2023年の年末に「日銀が発表する業況判断指数(景況感を示す指数)が3期連続プラス」と発表されましたが、実際に私が製造業(中小企業)の仲間や各業者さん、銀行の担当営業さんに話を聞いた所、ほとんど(7~8割)は「ここ数カ月受注が急に落ち込んで減収している」との回答で、御多分に漏れづ当社も同じ状況でした。
はたして、この国が発表する景況感と実企業が感じている景況感の「差異」は何なのでしょうか?
私は経済の専門家ではないので詳しいことは分からいないのですが、もしかしたらアンケートに回答したのは実務にはノータッチの経営者の方で、各原材料費(製造原価)の値上げに伴う自社製品の値上げにより数字上は売上増になっているので「景気が良い」と判断しているのではないでしょうか?
私が話を聞いたのは実務に携わる小規模企業の経営者さんや、多くの客先の状況をいち早く察知出来る営業職の方々の声です。
という事は、昨年末(9~12月頃)からの生産活動の低下はこれから必ず数字に現れて来るので、その影響は少し遅れて表面化してくるのかもしれません。
そうなると2024年は益々企業としての生き残りをかけた戦いが激しくなると予想されます。
当社は今まで培って来た技術を活かして、世のニーズを捉えながら邁進したいと思います。

2024年01月10日

何かおかしな事になっております。

長かった酷暑も終わり、やっと過ごし易い季節となっている10月後半。
当社の決算は10月です。
例年(過去十数年)通りならば9月~10月が一番売上が上がる月なのですが、今年は想定外の受注減となっております。
なんと、今期最も売上が少ない月になる可能性大な状況です(-_-;)
協力会社さん・機械屋さん・材料屋さん・工具屋さんから情報を聞いておりますが、どこも動きがピタリと止まっているとの事。「リーマンショックの時より悪くなるかも」なんて話も聞いてます。
何かおかしいことになっている様ですよ。
おそらくなのですが、原材料費・燃料費・賃金の高騰の影響による商品価格の値上げの影響により売れ行きが鈍い為、大手各社は市場動向に注視し、既存製品や新製品の生産を控えているのではないかと思うのです。いわゆるデフレ状態という事ですね。
そう、前回のブログで綴った「負のスパイラル」というヤツです。
政府の景気判断は「緩やかに回復している」との事ですが、新型コロナの規制緩和によるインバウンド・観光業・飲食業の回復による所が大きいのでしょうね。製造業の現状をみると現時点ではとても景気が上がる要素は見当たりません。
インバウンドの好調は円安による一時的なものの様な気がしますし、国内でも新型コロナの規制緩和による旅行・観光・飲食などの遊興消費の増加は、単に新型コロナ規制で控えていて溜め込んだ貯金を規制緩和で時間も貯金もある高齢者の方々の消費活動が増えているだけで溜まった貯金を使い果たせば消費は減って行くはずです。
だって考えてみて下さい。
仕事も少なくなって企業の存続も危ういのに賃金が上がるわけもなく、職を失う可能性だってある中、お金をジャンジャン使う人なんていないですよね。
政府は消費を促す為に減税や給付金等の対策を検討している様ですが、収入源を安定させなければ誰も使いません。
国内消費も大事ですが、それより先に日本がこれからどの路線で世界から収益を上げて行くのかを見極め、その分野に補助金等の予算をかけて設備投資や雇用を促進して収益基盤を安定させることだと思うのですよね。
私的には、日本人の勤勉で真面目な気質を活かして高品質な農産物のブランド化・海外向の日本独自の加工食品の開発・高品質で壊れにくく高寿命な機械や車や電化製品の生産、といった「ものづくり」の分野を伸ばし、もっと「made in JAPAN」を打ち出すべきだと思います。
だって、職人さんの高齢化によって素晴らしい技術が承継されずにどんどん消えて行ってしまっているのですよ。
どうか手遅れになりませぬように(祈)

2023年10月25日

2023年猛暑の中、ボ~ッと思う事

あっという間にもう2023年の夏になってしまいました。
今年は猛暑となっておりますので皆さん何卒体調管理には気を付けて下さい。

新型コロナウイルスの類型引き下げにより規制も緩和され、行動制限解除による観光や飲食などの消費活動が戻って来てやっと経済が動き始めた感がありますね。
特に円安による海外からのインバウンドの経済効果は好調の様ですね。
但し、国内では(円安の影響による)物価高騰の為に消費活動に歯止めが掛かっている様です。
ま~、平たくして景気が上がっていれば良いのですが、はたして国内の消費活動の向上には何が必要なのか...。


そう、
やっぱり「先立つもの」はお金(収入)ですよね。

TVでは「日本は他国に比べて賃金上昇率がこんなに低い(遅い)んですよ~」なんて煽っていますが、そもそも我が国では収入と支出のバランスがとれていたから賃金(収入)を増やす必要が無かっただけで、他国と比べる事自体おかしな話だと思うんですよね。
個人においてもそれぞれが望む生活水準があって、支出が多ければその分労働に励み多くの収入を得るために努力する人もいれば、最低限の衣食住が出来る収入が有れば満足な人もいます。その国独自で生活出来る為の需要(収支)と供給(収入)のバランスで成り立っているので、「他国はこうだから」とバランスを崩す必要は無いと思うのです。

今回の物価高騰を賃金アップによりその収支バランスを保とうとする動きが有ります。

でも、製造業で言えば原材料や燃料費の値段が上がった分を製品価格に転嫁しているので、結果的に製品価格が高くなってしまっているだけなので決して会社の利益が増えるている訳では無いのですよね。(便乗値上げをしていないほとんどの企業さんは)
とどのつまり、物やサービスが売れなければ企業は利益を得られないですし、利益が出なければ従業員さんにも還元は出来ないんです。

物価が上がれば消費が減る。
消費が減れば企業の利益が減る。
企業の利益が減れば賃金が減る。
負のスパイラル...

これでは賃金アップどころかダウンしなければなりません。

でも、はたして、

企業が人権費(賃金)を上げるために価格を引上げる。
労働者は賃金が上がったので消費が増える。
物が売れるので企業の利益が増える
正のスパイラル!

となれば良いのでしょうか?

人間は欲深く、とどまることを知りません。誰だって苦せずにほしい物を得て、より良いサービスを受けられて楽しい生活を送りたいと思うはずです。
上記の負のスパイラルには限界がありますが、正のスパイラルには際限が有りません。
大切なのは個々が求める生活水準の満足度だと思うのです。
単に「物価が上がったから賃金を上げる」というだけではただ貨幣価値が下がっただけで生活レベルが上がるわけでは無いのですよね。
結局は、個々がより良い生活を得るために「労働に精を出し、その対価を得て消費をする」という基本活動自体に意欲を持てるかが重要で、その基本活動がその国の経済バランスを保っているのだと思います。
その為に企業は、その製品やサービスに係る労働者の賃金を含めた原価管理や付加価値に注視して適正価格を決め無ければなりません。過剰な利益を得ようとしたりせず、なによりも一生懸命働いた人に正当な対価を得える事を第一に。

楽して稼ごうなんて人が増えたらその国どころか世界経済が終わってしまいます。

どうか「皆さん希望を捨てずに一生懸命労働に励めばきっと報われます!」
と言い続けられる社会になります様に(祈)

2023年08月07日

2023年のご挨拶と独り言

2023年になってしまいました(◎_◎;)
本年もご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

久しぶりのブログです。

歳のせいか年々1日・1週間・1カ月・1年が短く感じて来ている今日この頃です。

さて、世は円安や戦争の影響による物価の高騰による家計の圧迫が問題となっておりますね。
日本の食料自給率は40%・エネルギー自給率は10%(2022年)と、大半を他国からの輸入に頼っている日本では仕方ない状況ですね。

「そこは一つ会社が賃金を上げてくれればいいんじゃないかな・・・」

そうですよね。

そうしたいのは山々なのですが、コロナ禍が収束していない状況で、まだコロナ前の業績を取り戻すことが出来ていない企業は多いと思います。
業績が上がって来ている企業は増えて来ていると思いますが、大半はコロナの影響で落ち込んだ業績から少し回復して来ただけで、そのマイナス分を清算し、コロナ前の業績を超える企業はまだまだ少ないと思うのです。
それは実際働いている社員さん自身が仕事量などで良くわかっていると思います。
じゃあ~、どうしましょう。

答えは簡単。

企業が収益を上げれば良いのですね。

その為には、国内外の人々が欲しがる製品や農産物や加工食品を開発して製造して売り出せば良いのです。その為の開発費や設備導入費の助成を国がどんどんしてくれれば良いと思うのです。
外国からミサイル買うお金を少しでも廻してほしいのです。

2023年01月19日

バランスが大事だと思うのです

久しぶりのブログ更新です。

今年に入ってもう半年。色々ありましたね。
新型コロナの感染拡大による度重なる「蔓延防止等重点措置」の発令、北京冬季オリンピック、ロシアのウクライナ侵攻、物価高騰、等々。

 個人的には新工場の運営に奔走し、ブログをさぼるほどバタバタしておりました。やっと最近落ち着いて来た感じです。
新型コロナに関しては依然1日数千人単位で新規感染者が確認されておりますが、重症者は少ないので国も経済優先に舵をとっている様ですね。
今後免疫細胞への攻撃性が強い変異株が出て来ない事を願うばかりです。

 さて、我々のものづくりの業界では今「半導体不足」「資材の高騰」による悪影響が出ております。半導体不足による製品の生産量低下により需要と供給のバランスが取れていない状況です。
特に日常生活に必要な製品であるトイレ(半導体を使うウォシュレット機能付きのものが主流になっていますから)や給湯器が品薄状態で取り合いになっており、「新築住宅の引渡しが出来ない」なんて話も聞いております。確かにトイレもお風呂も使えない状態では引渡せないですよね(ToT)
不足の原因として、新型コロナの影響による在宅ワークの増加によるノートパソコンの急激な需要拡大やIoT(Internet of Thingsの略 インターネットを色々なモノにつなげて操作・管理しちゃおう!ってヤツ)の普及による需要増らしいですね。
資材の高騰の方の原因はオリンピックに向けて建設した施設含めた首都圏再開発による需要増と世界的なウッドショック(温暖化・米中大国の需要増・コンテナ不足による流通難等の影響による木材不足)による様ですね。
とにかく部品や資材が入ってこなければ製品や工事が出来ないので工場も現場も停止してしまうのですよ。当然会社の収益が無ければ賃金は払えないし、従事する労働者も仕事が無くなり収入が得られなくなります。
製品がいつ入荷するか分からなかったり、いつ工事がいつ完了するか分からなければ売ることも出来無いのでセールス部門の仕事も無くなってしまいますしね。
いや~、困ったものです。
そこで私は何となく「オイルショック時のトイレットペーパー不足や新型コロナ流行当初のマスク不足と同じ感じなのかな~」と思うのですが如何でしょうか?
だって、単純に考えれば需要する側が「これは今入手しずらいから高く買うよ」と言ったら供給は側は「あそこより高く買ってくれるんだったら君には沢山譲ってあげるよ」となります。すると別の需要者は「おいおい、それが無いと困るよ~。あそこより高く買うからこっちに譲ってよ~」となりますよね。
トイレットペーパーやマスク等の小さい規模のマーケットにおいても買占めて高額転売をする輩がいる事を考えれば、その規模は全然大きい世界市場である半導体や資材となれば「相場操縦」を考える企業や資本家や国が出てくるのは必然ですよね。ただ市場が大きいだけに不当に利益を得ようとする動きをすればすぐに(独占禁止法とかで)叩かれるので資本力が大きい企業や資本家は水面下でゴニョゴニョと色々やるわけです。
そのお陰で振り回され、被害を被るのは一生懸命働いているその他大勢の一般市民の皆さんなんですよね。色んな物の価格は上がるし、仕事が止まってしまって収入は減るしで・・・。
でも消費するのもその大半が一般市民で、そもそも商品が売れなければ企業の存続出来ないので「相場操縦」の必要も無くなる分けです。今は少し需要と供給のバランスが崩れてるだけなので、慌てず騒がず待っていれば自然と元に戻りますよきっと。

<戦争というのも結局その国の権力者に振り回されて、被害を被るのはそこで一生懸命生きているその他大勢の一般市民の皆さんなんですよね。>

一日も早くバランスの取れた平和な日常が訪れますように(祈願)

2022年06月03日

ご報告いたします。

皆様ご挨拶大変遅くなりましたが、本年も変わらぬご愛顧の程何卒宜しくお願い申し上げます。

 さて、2021年7月以降パッタリとブログの更新もWEBサイトの更新もしておりませんでした。
「ひょっとして経営が危ないのでは?」や「新型コロナウイルスの社内感染により閉鎖しているのでは?」等と御心配して頂いた方がおりましたらお詫び申し上げます。
「何言ってんの?そんなに気になんかしてないよ」と言う声が聞こえてきそうですが、サイトの更新をしなかったは単に本業と下記にご報告する諸事が忙しくてサボっていただけなのですm(._.)m

 でも今回皆様に晴れてご報告したい事が有りましたので、久々にブログを記す事にしました。

 なんと、株式会社ケイ・テック・アートは2021年11月に自社工場が完成し、念願だった自社の新工場にて営業を始めました。

 計画から完成まで約3年という期間を費やしましたが、無事に完成に至ったのは偏に今まで頑張って来て頂いた我が社員と、ご愛顧頂いたお客様のお陰によるものであり、誠に感謝を申し上げます。
 本年2022年は心機一転「お客様のニーズに答えるものづくり」に邁進してまいります!

では、新工場の完成までの歩みを写真で綴ります

さ~て、まずは基礎からスタートです。

丈夫にな~れ。

丈夫にな~れ。丈夫にな~れ。

土台(基礎)完成!

さ~、骨組み行ってみよ~!

頑丈にな~れ。

頑丈にな~れ。頑丈にな~れ。

屋根も付きました。これで内装施工もスタート!。

床のコンクリートも完了。

外壁が完成。雨にも負けず、風にも負けず。

中2階の事務所フロアーも施工スタート。綺麗にな~れ。

綺麗にな~れ。綺麗にな~れ。

一足先に一台目の新規の機械が入ってきましたよ。

新規の機械二台目もね。

じゃ~ん!無事に完成しましたよ!外観はこんな感じです。

シンプル・イズ・ベストだと私は思うのです。

この看板が目印です。

移転も完了。

もっと、余裕があると想定しておりましたが、結構キチキチになってしまいました。

中2階の事務所フロアーです。綺麗で気持ちが良いです~。

社員さんの休憩スペース&食堂、くつろげる環境になればこれ幸いです。

2022年01月26日
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