「我慢」が普通
はい。今年ももう半分を過ぎましたね。
旅行や外食・外出の自粛が続き思い出作りも出来ず、毎日特長の無い日々が続いているので「記憶に残らない年」となってしまいそうですね。
(せっかくの自国開催オリンピックも大半が自宅でテレビ観戦になりそうなので記憶にもあまり残らなそうですしね)
「今は仕方無いよね。我慢、我慢。」
ふと思うのです。
この「我慢、我慢」という気持ちが無くなったら怖いな~、と。
「別にこの生活でもいいかな~」的な感覚、つまり「新しい生活様式」が何の苦にもならなくなってしまう、と言う事です。
「新しい生活様式」の根本(普及の目的)は「人との接触を避ける」ことですよね。そのこと自体が「異常な状態」なわけで、この異常な状態に違和感を感じなくなったら経済の崩壊は免れないと思うんです。
なぜなら経済活動は、人の消費に関するの需要と供給がファクターとなっているので、当然人間同士の接触を制限されればその需要と供給活動も阻害される訳です。
消費衝動って、製品や商品を手に取って操作したり感触を確かめたり、自分に合うものなのかを比較したりして得られる「所有欲」や、飲食ならその場で味わわないと感じられない「満足感を得たい」という欲求を満たす為に多く起こる気がするのです。「宅配や通販を利用すればいいのでは?」となりそうですが、新製品や使用したことも無い製品を現物も確認せずに購入したり、匂いや感触や色彩がわからない食べ物をいきなり取寄せる人って少ないと思うのです。
すると当然、人との接触を避けるために外出を控えたり、外食を控えたりする事で消費欲が減りますよね。
結果的に需要が減り、製品や商品の開発も生産も減少して仕事もなくなり、欲もなくなり、気力もなくなり....。
う~ん、怖い怖い。
なので皆さん安心して下さい。「いや~、外出制限とか行動制限されてストレス溜まるわ~!」が普通なんです。
それだけ「我慢」をしているという証です。
きっと、また気兼ねなく外出したり、買い物したり、人と接する事が出来る普通の日々が戻って来ますよ。その日の為に体調に気を付け、自分なりのストレス発散方法を見つけながら、もう少しの間「我慢」して行こうではありませんか。