車の選び方

最近の工業界の落ち込みの要因の一つである「自動車」販売台数の低迷。
若者達の車離れ、人口減少、自転車道路や電車やバス等の公共インフラの拡充が原因だと思うんですが、そこへ来て虚偽問題。
我社は直接車の部品を手掛けておりませんが、車の部品を製造する機械の部品や治具、新ユニットの開発試作部品等、で関連している事があるので、影響が無い訳ではないと思います。
そう考えると、日本での金属加工業界での車産業に関連する割合は相当高いものと言えます。
相当深刻ですね。

で、思うんですが、多くの方は車を買う時に「燃費が0.1%いいからコッチの車にしよう。」とか「値段が1万円安いからコッチの車にしよう。」とかで決めてないと思うのですが、(そういう方もいるかもしれないですが)どうでしょう?
一番は、なんといってもメーカーや車種の「信頼性」で選ぶ事が大きいのではないでしょうか?「故障が少ない・安全性が高い・メンテナンス対応の充実」、二番目に「フォルム(形)・居住性・操作性」後は「自分の懐」との相談、みたいな感じで選ぶ方が多い様な気がします。(あくまでも私個人の見解ですが)
仕事で使う車(営業車)以外は、「燃費」はあまり購入選定条件として位置は高く無いと思うんですがね。(ガソリン・ハイブリット・ディーゼルの購入選定条件は別の話です)
実際、燃費を数%改善(表記)して値段を他社より若干安くした事で、販売台数はどのくらい増えたのでしょうか?
もしも、そんな売り文句(アピールポイント)でしか売れない車は、もとから売れない車なのだと思うんですよね。

車メーカー様、その辺りを重視して企画開発して「世界に誇れる車」を作って下さい。

信頼を得る為には、長い年月をかけて積み上げて行かなければならないのに、信用を失う時は一瞬です。
これは、まさに我社も肝に銘じておかなければならない事です!
ま、どんな企業やお店でも一緒ですよね。

2016年05月27日